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無宗派という宗派

手を合わせ心安らかにお参りを 先祖崇拝の一つの形

宗派がきまっていないお客さま

店頭に並んだお仏壇を熱心にご覧になっているお客さまがいらっしゃいました。お仏壇には宗派によって決まった形がありますから、「ご宗派は?」とお尋ねをしたところ、「うちは特に決まっていないんですよ」とお答えになり、「無宗派です」と続けられました。

おそらく、どちらのご家庭にもお世話になられているお寺さんがあると思います。ですから、自然と宗派も決まってきます。ではなぜ「無宗派」とおっしゃったのでしょうか。

宗派の由来

江戸時代、幕府は民衆の戸籍を管理するために、寺を利用した「寺壇制度」を制定し、統治機能の重要な役割の一つとして維持していました。その名残が、いまの「檀家制度」です。

しかしながら、昨今は核家族化の進行や考え方の多様化などでお寺との関わりが少なくなり、葬儀や法事など以外でお寺や宗派を意識する機会は大きく減っています。

先祖を大切に思う気持ち

そのお客さまも同じでした。お寺や宗派については決まったスタイルは持っていないことが、「無宗派」という言葉につながったのではと思いました。ですが、先祖を大切に思う気持ちは、皆さんと同じように持っていらっしゃいました。

遥か古代の遺跡に、埋葬された人に花を手向けた痕跡が残っていたそうです。先祖崇拝という習慣は、わたくしたち人間にとって生まれもって備えられた感情なのでしょう。

「無宗派という宗派」は、先祖を大切に思う気持ちの一つの姿であり、その象徴がお仏壇である。私はそのように考えています。お仏壇の前で心安らかに手を合わせ、「ありがとうございます。きょうも元気です」と先祖にご報告をする。この何気ない日常の一コマに、私は家族の無限の幸せを感じるのです。

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