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日蓮宗

日蓮が開祖です。法華経を経典としており、それ以外の経典を使用することはあまりありません。日蓮宗にとって最も優れた教義は、法華経であり教えを集約しています。

天台宗

本尊は主に釈迦如来を祀ります。主な経典として法華経を用います。最澄が開祖であり、円・密・禅・戒の全てを重要なものとして考えています。この宗派を学んだ後に開祖となった人物もいるため、他の宗派と比べてもあまり違いが少ないです。

浄土宗

阿弥陀如来が本尊の宗派で、主な経典として観無量寿経を用います。法然が開祖であり、「南無阿弥陀仏」と唱えることで、亡くなった後はだれでも往生できると教えている宗派です。

浄土真宗

阿弥陀如来を本尊としており、主な経典として無量寿経を用います。親鸞が開祖であり、法然の弟子だったといわれています。浄土宗と異なり、念仏を唱えずとも、心にある仏心を思うだけで良いという教えが浄土真宗の特徴です。

時宗

阿弥陀如来を本尊としており、主な経典として阿弥陀経を用います。一遍が開祖で、阿弥陀仏を信じているかどうかは関係がなく、念仏を唱えさえすれば往生できると教えている宗派です。

曹洞宗

ご本尊はお釈迦様で、道元禅師（どうげんぜんじ）と瑩山禅師（けいざんぜんじ）両祖により、国内で檀家数が最も多い宗派となりました。主な経典として正法眼蔵 （しょうぼうげんぞう）などを用います。

坐禅の中からお釈迦様のお姿を、日常を大切に過ごす中から誰しも生まれながらに備わっている「仏心」を見出していくことを教えとしています。

真言宗

大日如来を本尊としており、主な経典として金剛頂経、大日経を用います。空海が開祖で、誰の心にも仏は存在しており、大日如来と一体になれば誰でも仏になることができると教えているのが真言宗です。

無宗派

最近無宗派という言葉が良く聞かれます。ご先祖様を敬う気持ちを持たれることは宗教心があることです。形や作法、飾り方にとらわれず思いを込めてお祀りください。