購入の流れ:事前に確認、考えておくこと

属するお寺、宗派を確認しましょう

まずは、自分が属するお寺、宗派の確認をしましょう。ご存知でない方は、ご主人の実家やご兄弟に聞いてみてください。これは、お仏壇をお祀りする際に大切なご本尊、脇掛け、位牌などが各宗派によって違うためです。宗派の異なる納骨堂を申し込まれても、けっして間違いではありませんが、お祀りの仕方やお仏壇などにも関係するので、旦那寺の宗派やそれと同じ宗派で進めましょう。旦那寺が実家から遠い方は、そのお寺より近くのお寺を紹介してもらうこともできます。

どこに安置するか決めましょう

お寺、宗派が決まったら次は、お仏壇を安置する場所を決めましょう。仏間がある方は、仏間に安置してください。仏間がない方は、安置する場所によってお仏壇のタイプが異なるので、どこに安置するかをまず決めてください。和室の畳の上、リビングの棚の上などになるかと思います。安置場所が決まれば、その場所の高さ(天井、鴨居迄)、巾、奥行、床の高さなどを測りましょう。

仏間があり、そこにご安置する場合は仏間の高さ(天井、鴨居迄)、巾、奥行、床の高さを測りましょう。仏間がない方はどこに安置するかを決めてください。和室の畳の上、リビングの棚の上などです。安置する場所によってお仏壇のタイプが異なってくるからです。

地袋のある仏間の場合、オススメは唐木仏壇、もしくは金仏壇の上置きタイプです。床や畳に直接置く場合は、唐木仏壇、金仏壇の胴長タイプやモダン仏壇の直置きタイプです。棚の上に置く場合はモダン仏壇の箱型をオススメすることになるかと思います。棚の上に置く場合は、棚の奥行のサイズが必要になります。

住宅事情もあるとは思いますが、お仏壇や神棚を安置するには避けたい場所もあります。購入の際に仏壇店にお尋ねください。

和室に安置した大型上置きの伝統型金箔仏壇

大まかなデザインや色、予算を考えておきましょう

安置場所が決まったら仏壇店を訪問し、どのようなお仏壇がいいのかを見てみましょう。あなたの宗派やどこに安置するのか、色やデザイン、予算などを相談しましょう。どこに安置するかで大きさやタイプが決まり、あとは好きなデザインやお部屋との釣り合いのとれた色を選んでみてください。そして予算に合うかをご確認ください。お仏壇が決まったら仏具です。お仏壇に合う仏具を選んでもらいましょう。

仏壇店を選ぶことも大切です。仏壇店選びの大切なポイントは以下の3つ。

・仏事コーディネーターなど仏事に詳しい店員がいる。
・お仏壇・仏具の品揃えが良く、違いを説明できる。
・アフターフォローがしっかりしている。

お仏壇は、子や孫に受け継がれていくものなので、じっくりと比較検討し、最適なひとつを選んでいただけたらと思います。