大きさと様式の関係:お仏壇を選ぶ重要要素

まずは安置する場所を決める

小型上置の半モダン仏壇。

仏壇店に漠然とお仏壇を探しに行ったり、パソコンでホームページを見たりしても、多くのお仏壇の中から何を選べばいいか、簡単に分からないと思います。お仏壇を購入するときは、どこに安置するかを最初に決めると、スムーズにお部屋に合うものにたどり着きます。例えば、仏間のない和室の床の間に置く、疊だけの6畳の部屋に置く、高さ80cmのチェストの上に置くなどが決まると、金額やデザインは別として、選ぶべき大きさや高さが決まってきます。

安置しようとする場所に合うお仏壇の目安になるよう、7つのタイプに分けてみました。この括りの中から好きなデザイン、予算などを考慮し絞り込んでみてください。きっとお部屋にぴったりのお仏壇が見つかるはずです。

安置場所のサイズに合う、お仏壇を絞る

どこにお仏壇を安置するかが決まると、自然とお仏壇の大きさは決まってきます。

1.箱型:横幅39cm~54㎝、高さ42㎝~84㎝
2.小型上置:横幅39㎝~48㎝、高さ111㎝~129㎝
3.小型直置:横幅39㎝~48㎝、高さ132㎝~144㎝
4.中型上置:横幅51㎝~66㎝、高さ111㎝~129㎝
5.中型直置:横幅51㎝~66㎝、高さ132㎝~171㎝
6.大型上置:横幅69㎝~99㎝、高さ111㎝~129㎝
7.大型直置:横幅69㎝~99㎝、高さ132㎝~180㎝

一体型の「箱型」、30~40cmの台の上に置く「上置」、床に直接もしくは10㎝程の台の上に置く「直置」があります。

箱型は、タンスや棚の上に置く一体型のタイプです。本尊、もしくは位牌のみをお祀りするくらい、小さなものからあります。

小型上置、直置は、60~75cm位の幅のスペースに収まります。

中型上置、直置は、75~90cm位の幅のスペースに収まります。

大型は、およそ畳1枚分のスペースが必要でしょう。

箱型の半モダン仏壇。

サイズが決まれば、お好みのデザインを選ぶ

安置するお仏壇のタイプが絞れたら、あとはお好みのデザインを選びましょう。どのお仏壇もデザインはさまざまです。寺院を模写した伝統的な金仏壇や黒檀(こくたん)、紫檀(したん)、欅などを使った唐木仏壇、すっきりしたデザインのモダン仏壇、シンプルな中に伝統的な趣を融合させた半モダン仏壇など。安置する場所、タイプを事前に決めて仏壇店に行かれたら、比較もしやすいと思います。